この車両は、JR東日本で廃車になった183系電車を譲り受けたもので、6連2本が在籍する。

○導入背景
この車両が導入された平成19年、臨時特急用に親会社である東静高速鉄道に4000形車両の貸出を要請しました。しかし、東静高速鉄道でも車両不足の状況下で借りられなくなってしまった。逆に『貸してほしいくらいだ』とまで言われている始末…。最後の頼みでJR東日本に貸出を要請したところ、運用を離脱した183系車両を確保できた。しかし、来年度に借りられるかどうかも分からない状況下であった。その後の商談で『返却されても長総へ持って行って解体するだけだし、自分たちで整備して使うなら譲る』という許しを得ることが出来た。そんなこんだで6連2本の計12両を購入することが出来た。新車を製造するよりは何とか安く上がることができた。

○運用面
当初は臨時列車の運用を主体に投入する方向でしたし、最初の頃は臨時列車に使用していました。しかしながら評判がよいことから定期列車に充当されるようになった。6連2本の在籍しかないため全列車には投入する事は出来ない上に老朽化が進行しているため、毎日交代で運用に使用している。

○主な使用列車
特急まなか号（定期列車）：（東静）三島〜夏海崎

○配置場所
愛佳交通鳴菜川車両基地（全車）